オーダースーツとは?既製品との違いや選び方、相場感を解説!

こんにちは。

オーダースーツサロンKotoriyaです。

いきなりですがオーダースーツとはどんなものをご想像しますか?

オーダースーツが流行ってきているものの、『オーダースーツなんて敷居が高い』『値段が高くて手が届かない』と少しマイナスなイメージを持たれる方も多いのではないでしょうか?

ですが!オーダースーツの選び方によっては既製品スーツと同等の金額でオーダースーツが手に入ります。それに自分の体型に合ったスーツが着れたら尚嬉しいですよね。昔と違い、近年入店しやすい仕立て屋や店舗が増えています。

今日は、オーダースーツの既製品との違いや選び方のポイントをいくつかご紹介いたします。

オーダースーツとは?既製品スーツとの違い

オーダースーツを作るか悩んでいる方へ、まずはオーダースーツと既製品スーツの大きな違いを知っておくことをおすすめします。こちらでは大きな違いを4つほどご紹介したいと思います。

体にフィットするサイズ感

オーダースーツはお体を採寸して体型に合ったスーツが作られるので、フィット感が高く、着心地の良いスーツが仕上がります。程よいゆとりになるので生地も傷まず、長持ちします。反対に既製品スーツは、一般的なサイズ感で販売されているものが多いです。例えばジャケットに合わせるとパンツが合わない、またその逆パターンに当てはまり、既製品スーツが体型に合わない場合があります。

自分好みのデザイン性を表現できる

オーダースーツは生地や裏地、釦などに加え仕様を全てお選び頂けるので、自分好みのオリジナルスーツを作る事が出来ます。反対に、既製品スーツは生地やデザインが決められているものがほとんどです。そこから、自分好みの仕様にカスタムすることは難しいです。

細かな調整が可能

オーダースーツは一人一人の体型に合わせて作られるため、細かい調整が必要となります。また、型紙から作るにあたり、体型補正を入れることが可能になるので、よりきれいなシルエットで着こなすことが出来ます。反対に、既製品スーツはある程度決められたサイズ感なので、パンツや袖の丈つめなどの簡単な調整しかできないことが多いです。

価格は既製品よりも高い傾向に

大量生産していてコストが低い既製品スーツに比べ、オーダースーツは職人の手によって作られ、一人一人の体型に合わせて作られる為、製造コストが高く価格は高い傾向あります。

オーダースーツを選ぶ際の3つポイント

オーダースーツを選ぶ際に大切な3つのポイントをご紹介します。オーダースーツを作る前に知っておくとスムーズに選ぶことができます。

①信頼できる仕立て屋や店舗を選ぶ

オーダースーツは自分の体型に合ったサイズ感で仕立てるので、信頼のできる仕立て屋や店舗を選ぶことが大切です。また、ご予算などの自分の要望がお店の方と相違のないように、しっかりと話を聞いてくれるのか、そんなところも重要なポイントです。

①体型に合ったサイズにする

スーツにとって一番重要なサイズ感ですが、正確に測定することが重要です。今は、AI等で簡単に測定することもできますが、プロである仕立て屋に測ってもらうことをおすすめします。

①スーツの用途を明確にする

仕立て屋や店舗に行く前に、自分がスーツを着用するシーンを思い浮かべてみましょう。例えば、お仕事用、結婚式や成人式等のイベント用などざっくりとした目的を明確にすることが重要です。お仕事でも外回り営業業務で着ることが多いのか、事務所内で着ることが多いのかでもオーダースーツの生地選びの参考になってくるので、着用する目的やシーンを明確にすると良いです。

オーダースーツの素材と種類

オーダースーツで一番悩んでしまうのが生地選びです。生地の素材と種類のポイントを抑えておくと、

生地選びの際に活かせます。

ここでは主な素材を5つ紹介します。

スーツ生地に使われる素材①ウール(羊毛)

ウールはスーツ生地に使われる代表的な素材です。保温性・吸湿性が高く、伸縮性や弾力性、耐久性も兼ね備えています。しわになりにくいため手入れしやすい点もウールの魅力です。

ただ、水に濡れると縮みやすかったり、虫が付きやすい為、防虫対策が必要なのもウールの特徴となります。

スーツ生地に使われる素材②ポリエステル

化学繊維であるポリエステルは、丈夫でしわになりにくく実用性が高いのでビジネス用に向いています。また、お手頃価格で手に入るのもポリエステルの特徴の1つです。

ただ、吸湿性が低いので湿気が溜まりやすくニオイがこもりやすかったり、風合いがウールに比べ劣るため高級感が薄れます。

スーツ生地に使われる素材③カシミヤ

カシミヤは高級感や上質な光沢感があり、軽くて着心地が良いのに暖かく、保温性があるのが特徴です。秋冬用に向いてる生地です。

ただ、カシミヤは毛玉ができやすい生地なので、取り扱いには注意が必要です。耐久性が低いため日常的に着用するスーツには向きません。そしてスーツ素材のなかでは高価格の生地に分類されます。

スーツ生地に使われる素材④シルク

シルクは上品なツヤ感・光沢感のある生地で、軽くて柔らかさがあるのが特徴です。また吸湿性、保温性、放湿性に優れいていて、静電気が起きにくいのもシルクの特徴です。

ただ、シルクは摩擦に弱く、耐久性が低かったり、ウールのような伸縮性がないです。

スーツ生地に使われる素材ポリウレタン

ポリウレタンは化学繊維の一種です。オールシーズンで使え、ストレッチ性を持たせるのがポリウレタン素材の特徴です。ジャージスーツやストレッチスーツ、ストレッチパンツに使われていて、着心地の良さや動きやすさから近年人気上昇中の生地です。

復元性があるのでシワになりにくいのですが、経年劣化しやすく天然繊維に比べると寿命が短い傾向です。

ご紹介した生地の種類はほんの一部ですが、このように生地には特徴があるので生地選びの参考にしてみてください。

オーダースーツの価格帯と相場

オーダースーツの価格帯は、オーダー方法やそれに加えて、生地の違い、仕立て方法、ブランド、機能性によって価格はさらに変わっていきます。

パターンオーダーイージーオーダーフルオーダー
価格帯2万円~5万5万~20万20万円以上
特徴既製品スーツと比較して、袖丈と着丈などの長さを調整したい場合にはパターンオーダーがおススメです。パターンオーダーよりも体型に合わせて仕立てる事が出来ます。その人の体型に合わせた補正が入れることができます。体型に合わせて型紙から起こし、細かな調整が出来ます。また、仮縫いがあるのもポイントです。

パターンオーダー・・・オーダースーツ初心者には、気軽にオーダーできるパターンオーダーがおすすめです。ゲージ服からサイズ感を調整していくので、既製品スーツに近い作りになります。デザインやオプションでオリジナリティを出すことが出来ますし、比較的納期が早いので急ぎで手に入れたい方にも◎

イージーオーダー・・・オーダースーツ初心者や中級者の方には、型紙を使いお体のサイズ感に合わせたスーツが仕立てられるイージーオーダーがおすすめです。なで肩やいかり肩などのお体の悩みに合わせて補正が入れられるので、パターンオーダーよりもさらに着心地が良くなります。

フルオーダー・・・オーダースーツ上級者の方には、お客様の体に合わせ型紙を起こして仕立てるフルオーダーがおすすめです。生地の裁断や、縫製などを手作業で行うところも多く、時間とコストがかかるので高価格になります。ですが、着心地は最上級で、細部までこだわりたい方にも◎

オーダースーツの仕様とカスタマイズオプション

オーダースーツの仕様は、襟・ポケット・袖口・ベント・ステッチの有無など、仕様を変える事ができます。また、当店ではオーダースーツの醍醐味である、裏地や釦なども多くの種類の中から選んで頂けます。無料のものはもちろん、プラスで料金がかかるものもありますが、自分好みのデザインに変えられるのは嬉しいポイントですよね。

ここでは、当店で行っているカスタマイズオプションを4つご紹介します。

AMFステッチ

AMFステッチとは、ミシンによる手縫い風のステッチです。同系色の糸で入れることが多いですが、ステッチの存在感が強く立体感がでます。元々は、高い技術を持った職人が手縫いで入れていて、高級なスーツに仕立てられていました。綺麗なステッチを入れるには、高い技術と手間がかかるため、現在は手縫いでいれているところは少ないです。

ミシンステッチ

ミシンステッチとは、目の細かいミシンで入れたステッチです。ステッチの幅を調整することができます。ステッチを入れる位置によって、襟元の印象を変える事が出来ます。写真のように端に入れるとスッキリした印象になります。また、糸の色を変えるとデザイン性も高まります。

スーツの襟には馬毛の芯が入っていて、表地と芯を縫い合わせることで襟元の立体感が出すことができます。また、長期間綺麗に保つことが出来ます。

本切羽

本開きとは、実際にボタンを使って開閉できる袖口仕様のことをいいます。ボタンを外して、袖をめくるとこなれた雰囲気が出てくれます。

ボタンとボタンホールがついていても実際には開閉できない開き見せという仕様があります。この仕様は、既製品でも多く見かける袖口仕様となっています。

チェンジポケット

チェンジポケットとは、右側の腰ポケットの上に小さなポケットが付く仕様のことをいいます。チェンジ=お釣りという意味があり、以前は小銭を入れていました。現在は実際に小銭入れとして使うことは少なくなっていますが、飾りポケットとして使われています。

ご紹介した4つのオプション以外にも、多くのカスタマイズオプションをご用意しております。

是非個性溢れる一着をお仕立てください。

オーダースーツのメンテナンスとお手入れ方法

オーダースーツは体型に合ったサイズ感になるので、生地への負担が少なく比較的に長持ちします。

ですが、さらにこだわった一着を長く使って頂く為に、お手入れ方法をご紹介致します!

①ドライクリーニングをする

ご自宅の洗濯機ではなく、クリーニング屋さんに持ち込んでドライクリーニングをすることをおススメします。ドライクリーニングは、水ではなく“油性溶剤”と呼ばれる油で洗うクリーニング方法です。型崩れや色落ちがしにくいのでスーツにはドライクリーニングがおすすめです。

②毎日着ないようにする

デリケートなスーツは毎日着用してしまうと、型崩れを起こしてしまい綺麗なシルエットが保てなくなってしまいます…。できるだけ、一日着用したら翌日はお休みせてあげると、長持ちしやすくなります。

また、お休みさせている間は

・風通しの良い場所で日陰干しをする

・ポケットの中を空にして型崩れを防ぐ

・ジャケットの肩のサイズに合うようなも厚みのある木製ハンガーにかける

などの事に気をつけて保管してみてください!

③定期的にブラッシングをする

皮脂やホコリを取らずそのままにしておくと、生地が傷んでしまう場合があります。スーツのブラッシングには汚れを落とす目的のほかに、乱れたスーツの繊維を整えて光沢を出す目的もあります。

ブラッシングに使うブラシは、天然毛ブラシがおススメです。化学繊維ブラシを使うと、静電気が起こり、よりホコリを集めてしまう可能性があります。

④その日のうちにシワを取る

ついてしまったシワをそのままにしておくと、型崩れの原因になってしまいます。基本的には、霧吹きをかけておいたり、シワ取りスプレーをかけておくだけで自然とシワが回復します。また、アイロンも欠かせないですが、シワ取りには低温で温めたスチームアイロンも効果的です。

毎日着用せずに、日々の簡単ケアをしていればシワは目立ちません。

是非スーツを着る方、試してみてくださいね。

まとめ

オーダーするか悩んでいる方、事前に知っておくと便利なポイントをご紹介しました。

是非、オーダースーツを仕立てる時に参考にしてみてください。

また、当店では『わがまま叶う』をコンセプトに、丁寧にヒアリングしながらオーダースーツを仕立てています。なんでも話したくなるような親近感を持って対応させて頂きます!

・結婚式のためのスーツが欲しい

・一生に一度の成人式にかっこいいスーツを着たい

・昇進した記念に少し背伸びをしたスーツを新調したい

このような方は、お電話、LINE、HP、instagram等よりお問合せくださいませ。

それでは最後までご覧いただきありがとうございました!

オーダースーツサロンKotoriya新潟店

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