スーツのSUPER表記の意味とは?数字と耐久性の関係をプロが解説!
皆様こんにちは!
オーダースーツサロンKotoriyaです。
本日もオーダースーツKotoriyaのブログを読んで頂きましてありがとうございます!!
今回は、生地に表記されている『Super〇〇』についてですが、
スーツを選ぶ際にこの表記について気になった方もいるのではないでしょうか??
今回は、SUPER表記について解説していきます!
SUPER表記の意味とは?番手とはどう違う?
スーツの生地に記載されている「SUPER表記」とは、羊毛の細さを表す数字です。
国際羊毛繊維機構(IWTO)とウールマークカンパニーという会社が発表した
ラベリングシステムとして定められ、現在ではウールの品質を表す言葉になっています。
『生地の品質を世界で統一して見やすくしよう』
というもので、これは全世界共通の表記になっています。
一般的にSUPERの表記の数字が高くなるほど、細く柔らかい高級な羊毛が使われているということになります。
わかりやすく説明をすると、『SUPER100’s』と表記されている生地は、1gあたり100本の繊維が含まれているということを表しています。
『SUPER120’s』であれば1gあたり120本の繊維が、『SUPER150’s』であれば1gあたり150本の繊維が含まれているという意味になります。
このことから数字が高ければ高いほど羊毛が細くて柔らかく、さらにスーツを仕立てるのに多くの羊毛を使うことによって価格も高くなっています。
SUPERの後の数字の意味は?
SUPERの後の数字が上がることで、繊維の細さを示しています。
原料である羊毛の繊維が細ければ細いほど、数字が高くなっていきます。
SUPER | ミクロン |
SUPER80❜s | 19.5ミクロン |
SUPER100❜s | 18.5ミクロン |
SUPER120❜s | 17.5ミクロン |
SUPER140❜s | 16.5ミクロン |
SUPER150❜s | 16.0ミクロン |
SUPER160❜s | 15.5ミクロン |
上記の表のように、原毛の繊維が細くなるとSUPERの数値が上がっていくのです。
ちなみに人間の髪の毛は50ミクロンなので、羊毛の繊維は人間の髪の毛よりも細いということになりますね^^SUPER160❜sまでになるとカシミヤレベルになっていきます。
SUPERの数値が高いと何が変わる?
スーパー表記が高いことによる生地はどのようなスーツに
仕立てあがるのでしょうか。
例えば…
・光沢感がある
・軽くしなやか
・発色がよくなる
・肌触りがなめらか
などです。
しかし、数字が高い生地が必ずしも良い生地であるとは限りません。そのため、スーツの生地の選び方には、SUPER表記だけにこだわるのではなく、素材の種類や品質、デザインなどを総合的に考慮することが重要です。また、自分自身が納得して満足できる生地を選んでくださいね!
SUPERと番手の違いを解説!
SUPER表記同様に羊毛の細さを示す「番手」は、1gあたりの糸の重さを表し、糸の太さを示します。
たとえば、「100番手」は、1gあたり100mの長さの糸の重さを示します。一般的に、番手数が高いほど、繊維が細く、糸が柔らかくなります。
また、縦糸横糸といった糸の太さは「番手」という表記をします。スーツの生地に品質表示に番手まで記載されていることは少ないのですが、大体60番手から80番手くらいまでが多いです。
つまり、SUPER表記や番手の正確な使い方としては
『Super150’sの繊維を使用して作られた75番手の縦糸横糸を使用した生地』
ということになります。
スーツにおすすめのSUPER表記
カジュアルなスーツの場合
カジュアルなスーツには、SUPER表記の数字が低いものを選ぶことをおすすめです。春夏はコットンやリネン素材、ストレッチ性の高いジャージー素材などがカジュアルな雰囲気で◎
ビジネスで使用するスーツの場合
毎日着るビジネススーツだからこそ、SUPER120❜s~SUPER130❜sくらいがおすすめです。程良い光沢感と丈夫さを兼ね備えた生地感で、動きのあるお仕事の方にも◎
ウェディングやパーティー用のスーツの場合
ウェディングやパーティー用のスーツでは、数字の表記が高いものを選んでみてもいいかもしれません◎品の良さやエレガントさを演出してくれるのでお祝いの場にピッタリです!
まとめ
スーツのSUPER表記についてご紹介させて頂きました!スーツの生地を選ぶ時の豆知識として是非、参考にしてみてください^^
また、当店では「わがまま叶う」をコンセプトに、丁寧にヒアリングしながらオーダースーツを仕立てています。
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このような方は、是非下記よりお問い合わせくださいませ。
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それでは、最後までご覧いただきありがとうございました!