黒スーツと礼服・喪服の違いは?マナーや着こなしをプロが解説!

皆様こんにちは!

オーダースーツサロンことりやです。

どなたでも一度は訪れる、冠婚葬祭の各シーンで男性は、

『礼服』と呼ばれる黒いスーツを着用します。

当店でも“礼服をオーダーしたい”とご来店されるお客様もいらっしゃいます。

何気なく着ている礼服にも、多くの種類やマナーがあるのはご存じでしょうか?

今回は、礼服を着用する際の基本的なマナーをご説明していきたいと思います!

礼服とは?3つの種類を紹介

正礼装|モーニング・燕尾服

モーニングや燕尾服は男性のフォーマルウェアで、異なるシーンに着用することが一般的です。主に参加者をおもてなしする側が着用します。

モーニングコート・・・フォーマルな昼間イベント等で着用します。基本的なスタイルは、グレーor黒のジャケット、ストライプパンツを着用します。また、グレーやシルバーのネクタイが使用されます。

燕尾服・・・よりフォーマルな夜のイベントや、音楽会や演奏会などで着用されるものです。基本的なスタイルは、黒のジャケットの裾が長くなっているデザイン、黒のストライプパンツを着用します。また、燕尾服には、白い蝶ネクタイや白い蝶タイなどが使用されます。

準礼装|タキシード・ディレクターズ

タキシードやディレクターズとは、男性のフォーマルスーツの一種であり、ビジネスマンによって着用されることがあります。

タキシード・・・フォーマルなシーンにおいて、普通に着用されるものよりも上品で格式の高い場合に着用されます。ウェディングパーティーやフォーマルなディナーパーティー、オペラや演劇のプレミアなどの公式なイベントで着用されます。基本的なスタイルは、黒や濃紺、深緑などの濃い色で、同生地のストライプパンツを着用するのが一般的です。

ディレクターズスーツ・・・「タキシード・ディレクターズ」という用語は、テレビ業界やエンターテインメント業界のディレクターやプロデューサーなどが、特別なイベントや式典などの場で着用することがあるスタイルのことを言います。タキシードとは異なり、比較的シンプルで派手すぎないデザインのスーツで、ネイビーや黒などのダークカラーのものが選ばれます。結婚式や披露宴では、親族や職場の上司など、立場がある参加者がディレクターズスーツを着用します。

略礼装|ダーク・ブラックスーツ

比較的フォーマルなシーンで着用される男性用のスーツです。略礼装とは、正礼装よりも少しカジュアルな服装の事を言います。

ダーク・ブラックスーツ・・・ビジネスシーンや式典、パーティーなど、フォーマルなシーンで着用されます。正礼装よりも少しカジュアルなので、正礼装が必要ない場面であれば、略礼装のダーク・ブラックスーツで十分な場合があります。スタイルは、ジャケットはシングル2つボタン、パンツはストレートで無地のものが一般的で、生地の素材には、ウールやモヘア、シルクなどが使われます。

礼服と喪服、黒のビジネススーツの違いを解説

礼服と喪服の違いは?

礼服と喪服はそれぞれ異なるシーンで着用します。

礼服・・・フォーマルなイベントや式典などで着用される服装で、男性用ではタキシードやスーツ、女性用ではドレスやスカートスーツが一般的です。基本的に、色合いは黒や紺色やグレー、シンプルで上品なデザインが好まれます◎

喪服・・・葬儀や慶弔などで着用される服装で、黒色のものが一般的です。男性用はブラックスーツ、女性用は黒いワンピースドレスやスカートスーツがよく着られます。喪服には、服の規定がある場合があります。

礼服とブラックスーツの違いは?

礼服とブラックスーツは、似たような見た目をしているため混同されることがありますが、実際には異なる服装です。

礼服・・・フォーマルなイベントや式典などで着用される、より正式な服装であり、男性用ではタキシードが一般的です。専用の生地で作られ、襟や袖にサテン生地を使用したものが一般的です。

ブラックスーツ・・・ビジネススーツとして普段着としても着用される、よりカジュアルなスタイルのスーツです。男性用のブラックスーツは、一般的にシングルorダブル、黒色の生地が使用されます。

礼服と黒のビジネススーツの5つの違い

礼服とスーツの生地の色による違い

礼服では、基本的に黒色の生地が主流です。一部の正式なイベントでは、ネイビーやグレー、深緑などの濃い色のタキシードが着用されることもあります。一方、スーツには、黒色や濃いグレー、ネイビーなどのカラーパレットが一般的です。ビジネススーツであれば、深みのある色が好まれます◎

礼服とスーツの生地の質による違い

礼服に使用される生地は、高品質で高級感のある生地が一般的です。シルク、サテン、などの高級生地が使用されます。ブラックスーツに使用される生地は、通常のビジネススーツに使用されるウールやポリエステルなどの素材が一般的です。当店にも礼服用の生地のお取扱いがございます。ぜひ、生地の違いを見てみてください。

礼服とスーツの生地の光沢による違い

礼服の生地は、光沢感があり派手な印象を与えることが一般的です。この光沢感は、高級な素材のシルクやサテンなどが使用されます。また、さらに正式な場面で着用されるため、光沢感があることでより格式の高い印象を与えます。スーツの生地は、光沢感が少なくマットな質感が特徴です。ウールやコットンなどの素材が使用されることが多く、光沢感を抑えたデザインが一般的です。

礼服とスーツのデザインの違い|ラペルとベント

【ラペル】

礼服のラペルは、一般的に幅広で、大きな形をしています。正式な場面での着用を想定しているためで、タキシードのラペルには、V字型の尖ったデザインが特徴の“ピークラペル”が一般的です。一方、スーツのラペルは、より幅が狭くピークラペルよりも一般的なのはノッチドラペルと呼ばれる、V字型の切れ込みが入ったデザインです。

【ベント】

タキシードには、センターベントが入っています。センターベントとは、ジャケットの後ろ中心に一本のスリットが入ったデザインです。 スーツには、センターベントやサイドベント(ジャケットの側面にスリットが入るタイプ)のどちらかを選んで頂けます。一般的には、スーツの方がベントの種類が多く、ジャケットのデザインや目的に応じて異なることがあります。

礼服とスーツのシルエットの違い

礼服もサイズに合ったものを着るのが絶対ではありますが、ビジネススーツに比べると圧倒的に着用の頻度は低いからこそ、長く使いたいですよね…このことから、体型の変化なども考えられるので、余裕のあるデザインのものを選びましょう。当店では、体型が変わっても着られるように、パンツにウエストアジャスター(¥3,300)をお付けすることをおすすめしています◎

シーン別に礼服の着こなし方を紹介!(男性向け)

結婚式葬式や告別式お通夜
シャツ白のドレスシャツ(ウィングカラーがおすすめ◎)白のドレスシャツ(ストレートカラーがおすすめ◎)白のドレスシャツ(ストレートカラーがおすすめ◎)
ネクタイやや細めの黒のシルクネクタイ黒やグレーのネクタイ黒やグレーのネクタイ
ジャケットシングルジャケットが◎肩パッドはあまり厚くせず、自然なシルエットを保つようにするのがおすすめ。シングルジャケットが◎肩パッドはあまり厚くせず、自然なシルエットを保つようにするのがおすすめ。シングルジャケットが◎肩パッドはあまり厚くせず、自然なシルエットを保つようにするのがおすすめ。
パンツストレートなシルエットが◎裾は、靴の甲を少し隠す程度の長さが好まれます。ストレートなシルエットが◎スリムすぎるのはNG。ストレートなシルエットが◎スリムすぎるのはNG。
シューズ黒の革靴を選びます。シンプルで細身のものが好まれ、靴下も黒で統一するのが◎黒の革靴を選びます。シンプルで細身のものが好まれ、靴下も黒で統一するのが◎黒の革靴を選びます。シンプルで細身のものが好まれ、靴下も黒で統一するのが◎

【シーン別】礼服のマナーに関して良くある質問

葬儀にスーツで出席するのはマナー違反か?

葬儀にスーツで出席すること自体は、一般的なマナーに反するものではありません。しかし、葬儀や告別式の場合には、礼服を着用することが推奨されています。葬儀や告別式に出席する際には、できるだけ礼服を着用することが望ましいです。

※どのような服装が適切かは、地域や文化によって異なる場合があります。

ビジネスシーンで礼服を着用するのはマナー違反か?

ビジネスシーンで礼服を着用することについては、マナー上は不適切とされています。礼服は、一般的に結婚式や葬儀などのフォーマルな場で着用されるものであり、ビジネスシーンでは異なる適切な服装が求められます。ビジネスシーンでの適切な服装は、一般的にはスーツが推奨されています。スーツは、フォーマルな場やビジネスシーンでの基本的な服装です。

まとめ

今回は礼服の基本的なマナーや種類についてご紹介させて頂きました!着用シーンによって、礼服の種類が変わってくるので気を付けていきたいところですね。

当店では礼服もオーダー出来ますので、ご相談ください。

また、当店では「わがまま叶う」をコンセプトに、丁寧にヒアリングしながらオーダースーツを仕立てています。

・結婚式のためのスーツが欲しい

・一生に一度の成人式にかっこいいスーツを着たい

・昇進した記念に少し背伸びをしたスーツを新調したい

このような方は、是非下記よりお問い合わせくださいませ。

オーダースーツサロンKotoriya

〒950-0088 新潟県新潟市中央区万代3丁目4−36

TEL:080-4679-4129

それでは、最後までご覧いただきありがとうございました!