スーツのサイズはどう選ぶ?サイズ表記の読み方と測り方を解説

こんにちは。

オーダースーツサロンKotoriyaです。

9月も終わりに差し掛かり、過ごしやすい気温になってきました。

皆さんいかがお過ごしでしょうか?

秋冬生地も完全に揃い、今が一番選べる時期となっております。

本日はスーツのサイズやサイズ表記についてお伝えします!

スーツを購入する際の参考にしてみてくださいね。

はじめに:スーツはサイズ選びが超重要!

フィット感

スーツは体にフィットしていることが重要です。肩、胸、ウエスト、袖丈やパンツ丈などのサイズ感があっていることが前提です。ご自身の肩幅とジャケットの肩幅が合っているか、ウエスト周りのゆとりは適切か、パンツのウエストやヒップサイズが合っているかが重要なポイントになっています。

タイプに応じたサイズ感を選ぶ

スーツにはスリムスタイル、クラシックスタイル、ルーズフィットなどの様々なスタイルがあります。ご自身の体型に合ったスタイルを選ぶことが大切です。細身の体型の方はスリムスタイルでスタイリッシュな印象に、体型に自信がなく動きやすさや快適さを重視する方にはややゆとりのあるクラシックスタイルがおすすめです。

スーツのサイズとは?A体・B体の違いを知る

体型区分

チェスト(胸)とウエストの寸法差によって区分されるものです。

A体型

A体型は、上半身が下半身よりも大きく、肩幅や胸囲が広い体型が特徴的です。

スーツを選ぶ際には、ジャケットのサイズに注意を払う必要があります。ジャケットは肩幅に合わせて選び、胸囲やウエスト部分を調整することができるようにすると良いです。パンツのサイズは通常、肩幅に合わせて選びます。

B体型

B体型は、上半身と下半身の比率が均等で、肩幅と腰の幅がほぼ同じ体型が特徴です。肩幅や胸囲がA体型よりも控えめです。

スーツを選ぶ際には、比較的標準的なスーツサイズが適しています。ジャケットの肩幅や胸囲、ウエスト部分が通常のサイズに合致することが多いです。パンツも通常のサイズを選ぶことができます。

身長区分

名前通り身長によって区分されるものです。身長により、号数で表記されます。

号数345678
身長(cm)160165170175180185

サイズ表の見方を解説

345678
YA体86-72(B-W)88-7490-7692-7894-8096-82
A体90-7892-8094-8296-8498-86100-88
AB体92-8294-8496-8698-88100-90102-92
B体96-9298-94100-96102-98104-100106-102
BB体98-100100-102102-104104-106106-108108-110

スーツを購入する際に、こういったサイズ表を見たことがありますか?

例えば、身長が170㎝でウエストが76㎝の場合はYA5となり、交わるところがご自身のサイズです。

スーツサイズの測り方を解説

チェスト

胸囲は、胸の一番広い部分を測定します。測定テープを水平にし、胸周りをぐるっと巻いて胸囲のサイズを測ります。テープをきつすぎないようにすることが重要です。

ウエスト

ウエストは、腰骨のくびれた部分にあります。パンツを履く位置で測定することが大切です。

身長

身長は、頭の頂点から足のかかとまでを測定します。メジャーの上端を頭の頂点に合わせ、メジャーを下端を足のかかとまで垂らします。目線を水平に保つことが重要です。

その他重要項目

・ヒップ

ヒップは、ヒップの一番広く出ている部分を測定します。メジャーを水平にし、きつすぎないようにすることが重要です。また、ジャケットのサイズやパンツのサイズに影響を与える重要な要素です。

・ミドルヒップ

ミドルヒップは、ヒップの中央部分を測定します。ヒップとウエストの間くらいを目安にし、メジャーを水平にヒップの中央を囲むように巻きます。テープは肌に程よい圧力をかけ、きつすぎず緩すぎずに巻くことが大切です。

・肩幅

肩幅は、左肩先の骨部分から右肩先の骨部分の距離を測定します。肩幅が正確でないと、ジャケットのフィット感に影響を与えます。

・袖丈

袖丈は、肩の縫い目から手首の骨までの距離を測定します。手を自然な位置でおろした状態で袖丈を測定します。

・裄丈

裄丈は、首後ろの骨部分から肩先を通して、手首の骨部分までをゆっくりと沿わせ測定します。袖丈同様に、手を自然な位置でおろした状態で裄丈を測定します。

・首回り

首回りは、襟をたたんだり髪の毛が首にかかっていない状態にし、喉ぼとけの下を通るように測定します。テープは、締め付けずに巻き付けるように測定します。

・股上

股上は、ウエストライン(パンツの上端)からクロッチ(股間の部分)までの距離を測定します。ウエストラインは腰のくびれた部分に位置し、クロッチは股間の一番下に位置します。立った状態で、ウエストラインからクロッチまでメジャーをおろし測定します。

・パンツ丈

パンツ丈は、ウエストラインからパンツの裾口までの長さを測定します。生地にしわが寄らないように、またメジャーをゆるめないように確認しながら測定します。

同じサイズでもシルエットで印象は変わる

スリムシルエット

スリムシルエットのスタイルは、近年のファッショントレンドの中で非常に人気があり、多くの男性が選ぶスーツのデザインとなっています。体に程よくフィットし、スタイリッシュでスマートな印象を与えます。ジャケットとパンツが体のラインに沿っているイメージです

ベーシック・クラシックシルエット

ベーシック・クラシックシルエットは、シックで堅実な印象を与えます。このスタイルは、ビジネス環境やフォーマルな場面で広く受け入れられており、その名前の通り、ファッションの変化に左右されずに時代を超えて、どの世代の方にも人気があります。

パンツのシルエットはタックで決まる

ノータック

ノータックは、パンツのフロント部分に折り込みがなく、フラットなデザインのパンツのことをいいます。すっきりとした見た目の上、スタイリッシュに履くことができます。また、足長効果も期待されるビジネスにもカジュアルにもどんなシーンでもお使いいただけるパンツのデザインです。

ワンタック

ワンタックは、パンツのフロント部分に1本折り込みがあるデザインのパンツのことをいいます。クラシックなドレスパンツやスラックス、チノパンなどによく見られるデザインです。また、太ももから膝までややゆとりのあるサイズ感なので、ノータックパンツよりも快適さがあります。

ツータック

ツータックは、パンツのフロント部分に2本折り込みがあるデザインのパンツのことをいいます。ワンタックパンツ同様に、クラシックなスタイルに多く、ドレスパンツのフォーマルな印象を与えます。フォーマルな印象を持つ一方で、快適さとスタイルを提供してくれるデザインです。

スーツサイズの測り方の違い

既製服店の場合

既製服店では、標準サイズに沿って製品が提供され、個別のカスタマイズは限られています。既製服店では、一般的なサイズ(例:S、M、L)などで提供することが一般的で、細やかな測定が行われないことがあります。

オーダー店の場合

オーダースーツ店では、より高度な測定が行われます。体の細部や形状に合わせてカスタマイズができるので精密な測定が求められます。オーダーメイドのスーツ店では、多くの測定項目が行われ肩幅、胸囲、腰囲、袖丈、股下、ヒップなどが含まれます。

ことりやの場合

ことりやでも、パターンオーダーのスーツ店なので体の細部まで測定いたします。多くの測定項目はありますが、さらにお客様のご要望などをお聞きしながら測定を行います。体のそれぞれのサイズ感の相違がないようにしっかりとすり合わせながら採寸を進めていきます。

フィットしてる?2つの観点で自分に合ったサイズのスーツを選ぶ

ジャケットのサイズ感

①肩幅

肩幅が広すぎるとジャケットは落ちてしまい、逆に肩幅が狭すぎるときつく感じます。肩の繋ぎ目が自然なラインに合っているか確認しましょう。

②袖丈

袖丈は手首まであると綺麗な着こなしができます。袖丈が長すぎると不適切に見え、短すぎると手首が露出しすぎます。基本的には、袖丈からYシャツが1㎝~1.5㎝見えるくらいの長さがマストです。

③ウエストまわり

体に程よくフィットし、ボタンを留めたときに過度なシワが出ないサイズ感を選びましょう。過度にきついと窮屈に感じ、余裕がありすぎると形が崩れることがあります。

ジャケットのサイズ感は、体に合ったフィット感を持ちつつ、快適さと自分のスタイルが合うものを選ぶことが重要です。

パンツのサイズ感

①ウエスト

ウエストは、ベルト等で調整できる必要があります。ウエストがきつすぎると窮屈に感じ、ゆるすぎるとズレたり、パンツが下がったりします。ウエストのフィット感を確認しましょう。

②股上

股上は、快適さに影響します。股上が浅すぎると、股間が窮屈に感じられ、長すぎると腰の位置が下がり、パンツがだぶついたりします。自分に合った股上か確認しましょう。

③脚まわり

脚まわりは、体に対して適度なフィット感を持つべきです。過度にきついと動きづらくなり、ゆるすぎるとだぶついたり、見た目がだらしなくなるので注意です。

スーツのサイズ直しが必要な場合はどうする?

スーツに調整が必要な場合、仕立て屋やテーラー、または購入先の店舗に相談しましょう。必要な調整を行うことが可能です。

ことりやでは、お渡ししてから1ヵ月以内の微調整、1年以内のウエスト出し、詰め、股下の長さ調整は無料で行わせていただきます。※縫製で可能な範囲でのお直しとなり、故意の破損やお客様都合のシルエットやデザイン変更は有料で承ります。

こういったアフターサービスが充実しているところも当店の魅力です。

自分に合ったサイズのスーツを選ぶならオーダースーツがおすすめ

体型は個人によって大きく変わりますが、ジャケットやパンツの片方のサイズは合うのに

片方のサイズが合わなかったり、肩巾に合わせると袖丈が長くなったり…販売されているスーツのサイズ感にハマる方は少数派だと思うのです。

そうなると、オーダースーツはご自身の体型に合わせてオーダーするのでサイズ感はもちろんのこと

お好みのデザインにカスタマイズできるのでとってもおすすめです。

価格も既製品スーツと変わらないくらいのお値段でオーダーできますのでサイズ感でお悩みの方は、

一度オーダーしてみてはいかがでしょうか?

まとめ

今回は『スーツのサイズ感』について解説させて頂きました。

既製品スーツを購入する際に、ご自身の体型がどのサイズ感が合っているのかなどの参考になれればと思います。

またオーダースーツでは、バストまわりはタイトめにしたい…ウエストまわりは少しゆったりさせたい…などのお客様のお好みやお悩みに合わせて部分部分でサイズ感を変えることが可能です。

当店も可能な範囲内でご要望にお応えしますので、ご相談ください😊

当店では「わがまま叶う」をコンセプトに、丁寧にヒアリングしながらオーダースーツを仕立てています。

・結婚式のためのスーツが欲しい

・一生に一度の成人式にかっこいいスーツを着たい

・昇進した記念に少し背伸びをしたスーツを新調したい

このような方は、是非下記よりお問い合わせくださいませ。

オーダースーツサロンKotoriya

〒950-0088 新潟県新潟市中央区万代3丁目4−36

TEL:080-4679-4129

それでは、最後までご覧いただきありがとうございました!

また読んでいただけると大変嬉しいです(^^)